映画【ニュースの天才】
久々にまじめな映画を観た。
ニュースの達人は、アメリカの有名雑誌社記者のドキュメンタリーを映画化した作品。
多くの捏造記事を執筆掲載したというスティーブン・グラスが主人公。
「真のジャーナリズムとは?」といった感じで映画の宣伝文句では謳われているが、
この作品を観る限り、全然その題材の探求には及んでいない。
主人公がいかにして当時人気記者に上りつめたか。また、何故捏造に走りそれを繰り返し続けたのか、期待に応える為苦しんだあげく行ったのか?その辺りの主人公の人間描画がされているのかと思っていたら、全然それがない。
それならば捏造の暴かれ方がドラマチックに演出されているのかと思えばそうでもない。
うまく嘘をついた「嘘の天才」でもなく、ジャーナリズムを牛耳る「ニュースの天才」とは到底呼べない話。
かなり期待はずれでガッカリでした。
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