ブックレビュー:「ペンギンになった不思議な鳥」
新訂 版 1997年
出版社:どうぶつ社
原著:ジョン スパークス, トニー ソーパー,
John Sparks, Tony Soper,
和訳:青柳 昌宏, 上田 一生
空を飛ばずに海の中を飛ぶ(泳ぐ)鳥「ペンギン」。なぜ空を飛ぶことをやめ、海の中での生活を選んだのか。彼らの生態・進化の過程について書かれてあり大変興味深い。
また、歴史上で人間と出会い。その結果、虐殺され、生活環境を破壊され、絶滅の危機に瀕している種がいる事についても言及されている。
ペンギン全18種のプロフィールが簡潔な内容で載っており、とても分かりやすい。
それから、とても印象的なのが文中に多数登場する「挿絵」がいい!シンプルなシンボルマーク的な表現のものは可愛くて、また実によく特長を捉えられている。そしてスケッチ描写っぽいイラストが実にリアルで、これらのイラスト集として別に欲しいくらい。
昨今、映画「皇帝ペンギン」でペンギンがにわかに注目されていますが、そんな中で「ペンギンっていろんな種類がいるんだな~」って興味を持たれた方へお奨めの一冊です。
| 固定リンク
コメント