ポロッポ~
今朝の出来事、通勤時のお話。
東陽町の駅から勤め先へ向かう道のり。いつものように人の波に運ばれていると、いつもと違う動きが人波の中、少し先ほうでみられる。それは波が何かを避け、流れを変えているために起きている現象のようだ。その流れの変わっているところへ差し掛かると、足元でピョコピョコ動く小さなものがいる。それは鳩だった。
別に鳩自体は珍しくはないのだが、その異様な状況を見て、人の波は流れを変えているのだった。
鳩は弱々しい足取りでノロノロと歩いている。しかもゴミの入ったスーパーの袋を引きずって歩いている。一見、どこに引っ掛かっているのか分からなかったが良く見るとそれは首に巻きつけられていた。
※こんなイメージ
恐らくこの状態で相当長い時間もがき苦しんだのであろう。ハト君は息絶え絶えといった様子。見兼ねたワタシが手を差し伸べると、いとも簡単に捕まえられた。そのくらい抵抗する元気もないほど弱っていた。
どんな具合かよく見てみると、首根っこのほうにビニール袋が結わいてある。明らかに人為的だ。やった人は冗談半分でやったのだろうけどあまりにも酷い。
遅刻ギリギリの時間だったけど、そんなん構わず。スーツだったけど、そんなん構わず。その場でひざまづいて結わいてある袋をほどき開放してあげました。結構きつく締まっていて、またよじれがきつかったのでちょっと時間はかかりましたが、ほどけるとハト君はすぐに楽になったようで、元気に飛びあがり近くのひさしの上へ留まり、こっちを見てました。あれは「ありがとう」とでも言っていたのかな。ワタシもそれに応えるように心の中で「元気でね」「もう捕まるんじゃないよ」と声を掛けてその場を後にしたのでした。
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コメント
忙しい時間帯とは思いますが誰も手をさしのべないんですね。
フンを撒き散らす都会のハトですがこんな目に遭わせていいはずもなく。
あきらさんの優しいお気持ち、見習わないと。
投稿: 目黒のハニー | 2006/02/14 00:56
フン公害で嫌われ者のハトくんですが、こんな仕打ちは酷いですよね。虐待して嘲笑うような真似はしてはいけないです。
投稿: あきら>目黒のハニー | 2006/02/14 22:47