レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像-展<上野:東京国立博物館>
レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像-展
GWの中日、久々に上野に出向き、東京国立博物館へ「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像-」展を観に行く。
東博を訪れるのもかなり久々。いつ以来だろうか・・・。少なくともブログ初めてからは来ていないので3年以上ご無沙汰ってところ。でも、実はここ東博は以前仕事でホームページ作成の為、取材で何度か裏方を訪れた思い出深い場所。いつの間にか新しい館が増設されていて、ちょっと印象が変って感じられました。
本題の展示については、結論から言うと期待はずれ。氏のオリジナル作品は皆無、氏の足跡を追って、年表と写真・関連資料を並べた大掛かりなプレゼンテーション発表会のような感じ。それはそれでいいんですけどね。本展示の趣旨はしっかり全うできているでしょう。でもね、安く上げたな~という印象は否めません。
昨今、印刷・プリント技術の向上で大型の高品質出力が低コストで可能になり、おかげで見栄えの良い展示が簡単にできるようにはなったのでしょうけど、作品そのものを鑑賞する「質」の部分では、希薄になっていく傾向があるのが残念です。
| 固定リンク
コメント
こんばんは。コメントありがとうございました。
「受胎告知」1点だけの展覧会にした方がよかったと思います。
適当なものを並べるような姑息なことをせず、堂々と「受胎告知」だけで勝負すればいいのに。それだけの価値がある作品のはずですし。
あんな展示では、結果的に「受胎告知:の価値さえも落としているようにしか思えません。本当に残念な展示でした。
東博、いい展示もあるのに、今回はどうしちゃったんでしょう。。。
投稿: 澪 | 2007/06/15 01:37
>澪さん
ほんとに。手抜き展示という感は否めませんでしたね~。あの内容ならなにかのおまけで無料で公開くらいにして欲しいですよ。
投稿: あきら | 2007/06/16 03:25