「写楽 幻の肉筆画展」@江戸東京博物館
「写楽 幻の肉筆画展」を観てきました。
写楽と言えば、言わずと知れた伝説の浮世絵絵師。彼の足跡は僅か10ヶ月しか残されておらず、その生涯は謎に包まれたままという伝説の人物。
その写楽が肉筆で描いた作品が海外ギリシャで発見されました。これまでは最終的な刷り上りしか存在が確認されていなかった為、これは世紀の発見と大ニュースとなりました。
因みに浮世絵はグラフィックデザインの元祖と言われ、絵師が図案を描き、彫師が木版を色ごとに彫り分け、摺り師が印刷するという完全分業制で制作されていました。
本展は、絵師である写楽の肉筆画を生で見られるという大変貴重な展示。題材は役者絵で、扇子の絵柄として描かれています。
メインの作品展示のみならず、写楽の活躍した当時の浮世絵の流れが分かるように時代背景に即した作品群が展示されています。
とても良い展示でした。混雑具合もそこそこで観やすく良かったです。
| 固定リンク
コメント