「宮川香山 真葛ミュージアム」@横浜
緻密な技巧作品で知られる「横浜真葛焼」。その真葛焼作品を所蔵されている美術館「宮川香山 真葛ミュージアム」がこの秋、10月にリニューアル。兼ねてから行きたいと思っていたところ、作陶展も終わりひと段落ついたので行ってきました。
カタログ、リーフレット
この真葛焼、実はワタシが陶芸制作をする上で、常に意識し目標にしています。その精巧・リアルさ。そして芸術性、どれをとっても素晴らしい。
美術館の大きさとしては、10平米くらいのスペースが3部屋くらいの比較的小さめの規模。展示作品の数もそれほど多くはないですが、大変見応えがありました。そもそも陶芸、陶器販売を生業としていた宮川香山の作品は国内・海外に広く渡っている為、こうやって一箇所に集めるのは難しいのでしょうね。
作品を観ていると、ついつい自分が同じものを作ることを想像・シミュレーションしてしまい、時間があっという間に経ってしまいます。シミュレーションをすると、その造形力、技術力の凄さに圧倒されます。
ワタシの造形力・技術力では、まだまだ足元にも及びませんが、一歩ずつでも近づけるように頑張ろうと意欲が湧いてきます。また、作品の独創性では負けないようオリジナリティも大事と感じますね。
横浜駅、きた東口より徒歩8分というアクセシブルな立地。
土日のみ開館。入館料大人500円と気軽に入れる条件が良い。また、作品の裏側も観られるよう随所に鏡を配置してある展示の工夫が大変嬉しい。見る人の目線を意識した良い展示をされている施設です。
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コメント
なかなか真葛をまとめて見れる施設はないですから
貴重ですね。
難しいですが、チャレンジしがいがありますね。
今の美術館は入館料があまりにも高すぎる!
そのわりにジオラマやパネルでお茶を濁して
内容が薄いものも多かったり。
学割が欲しいな~~!(笑)
投稿: こまつか苗 | 2010/11/21 18:04
>こまつか苗さん
ほんと貴重な施設ですよね。
美術館の入館料全般、確かに高いですね。 ワタシは入館料より、カタログをもっと安くして欲しい。年々高くなってますよね。
投稿: あきら | 2010/11/23 06:18