「KORIN展」@根津美術館
「KORIN展」を観てきました。場所は表参道にある根津美術館。KORIN とは「尾形光琳」のこと。「琳派」を代表する江戸時代の美術・工芸作家です。
入口のディスプレイ、洗練されてますね。ぐっと引き寄せられそうな雰囲気があってとても素敵です。
本展は、国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」を一堂に展観する企画。この2点が同じ場所で同時に見られるというのはこういった企画なしには叶わない貴重なことなのです。
良いものを拝見させて頂きました。でも、どうせなら、燕子花・八橋をテーマにした別の作品「八橋蒔絵螺鈿硯箱」も同時に見られるともっと良かったのになぁ。
その硯箱は国宝であり、東京国立博物館所蔵の作品であるため、そうそう外に出される事はないのですが、こういった企画の折には、協力して貸し出してくたらいいのになと思います。そういった点に柔軟さがないところがとても残念です。(費用面とか事情が多々あるのでしょうけどね・・・)
こちらの根津美術館、館内にある庭園がまた素敵です。
小雨が降る曇天の空模様の中、庭園の燕子花が一層綺麗に見えました。このような空間は、むしろ曇天のほうがしっくりと馴染むような気がします。
「KORIN展」
会場:根津美術館(東京表参道)
会期:2012年4月21日~5月20日
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