国宝 曜変天目茶碗と日本の美 展@サントリー美術館 2015.08.14
サントリー美術館で開催中の「国宝 曜変天目茶碗と日本の美 展」を観てきました。
掲載写真のメインビジュアルになっている茶碗が「国宝 曜変天目茶碗」。
中国・南宋時代につくられたもの。明治時代の実業家、藤田傳三郎(ふじたでんざぶろう)氏コレクションの一品。
曜変とは、本来窯変と書き、器に掛けた釉(うわぐすり)が焼成中に起きる偶然の変化により、模様が現れる事象のことを指すが、この器はその模様が「星の瞬き」「輝き」に見えることから、それを意味する「曜(耀)」の字が当てられるようになったというもの。
※天目(てんもく)は、釉(うわぐすり)の種類。
作品は素晴らしいものですが、思ったより小さく、掌サイズの小さな茶碗といった印象。
四方から見えるように展示はされており、観易いように工夫はされていたと思いますが、いかんせん観覧者が多く、この作品の周りは常に人がびっしり張り付いていて、よく観られなかったのが残念でした。
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