肉筆浮世絵 美の競艶 (Weston Collection)@上野の森美術館_2015.12.29
2015年12月29日午後、
上野の森美術館で開催されている展示、
「肉筆浮世絵 美の競艶 (Weston Collection)」を観てきました。
タイトルにある「肉筆」の通り、直接絵筆により描写した浮世絵の展示。
一般的に馴染みのある木版画の作品とは異なり、直筆ならではの筆跡や絵具の厚みを見てとることができる。
技法、描写の凄さもさる事ながら、当時の世界観がぐっと迫ってくる、そんな迫力を感じられ、とても良い展示でした。
そして、その技法、描写を確り見て取れるほどの保存状態の良さに驚かされました。
本展の作品は、アメリカの個人収集家「ロジャー・ウェストン」氏のコレクションだそうですが、総数は千点以上とのこと。凄いですね。大事に保管されているのですね。
今回の展示ではその一部の約130点しか見られませんが、全ての作品を観てみたいものです。
また、本展と同時開催していた小さな展示「江戸から東京へ」展も観覧してきました。
こちらは、版画の浮世絵ですが、東京近辺、上野不忍の池の風景など、現代に面影が残る近代の情景が描かれており、とても興味深かく、楽しめました。
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