ミュシャ展@国立新美術館_20170317
週末金曜日の勤め帰りに、新美術館で開催している「ミュシャ展」を観てきました。
アールヌーボーのミュシャというイメージがガラッと塗り替えられました。
スラヴ叙事詩作品群のその大きさ、迫力に圧倒されます。
淡い色調の中、繊細な濃淡による描き込みで奥行きを出し、空間を創り出している。
そして点数も多く、見応えありました。
また、展示設営も良かった。
会場が広く、天井も高く、閲覧スペースもゆったり。上野の古い国立美術館・博物館では真似できないでしょう。
ひとつ欲を言えば、全体的に作品の設置位置をもう少し上にしてもらえると良かったと思う。せっかくゆったり観られるのに、手前に人がきてしまうと視線を遮られてしまうので・・・。
本展示は、いくつかの作品が写真撮影がOKでした。以下撮影したものを掲載します。
撮影OKとはいえ、あまりにも作品が大きすぎて、綺麗にファインダーに収めるのは難しい。風景に近いものになるので、全体を写すとディティールがぼやけます。
これら超大作「スラブ叙事詩」作品群は「チェコ国外初公開」という貴重なもの。本来はチェコに出向かないと拝めないものです。拝覧できて感動しました。
また、この大きさ・数量の作品を招致し、搬入するのは容易なことではなかったでしょう。そういった面も全部ひっくるめて、素晴らしい展示だと思います。
Webサイトも凝っていてステキです。 ミュシャ Web site
このスラブ叙事詩作品群、ミュシャが制作に取り掛かったのは50歳になる頃からだったという事に驚きました。自分もまだまだこれからだなと、やる気元気をもらいました。
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